ケミカルピーリング

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングのルーツは古代エジプトで、乳酸入りの風呂に入って肌の若さを保つ美容法が発祥と言われています。現在行われているものも、基本的には同様で、表皮を酸性物で溶解させることで物理的にニキビやくすみを改善させ、また皮膚に一種のダメージを与えることで創傷治癒機転を促し、皮膚を若返らせます。

当院で施行しているピーリングは、洗顔後のお顔全体に、pH2~3.5%のグリコール酸を塗布します。チリチリとした刺激を感じ、わずかに発赤します。おひとりおひとりの皮膚の反応の程度を見極めながら、3~7分程度放置した後、中和液を刷毛で塗り、十分にクーリングを行い終了です。皮膚の症状によっては、ビタミンCの外用剤も使用いたします。1回約30分程です。ピーリング後は、当日か翌日まで皮膚が発赤します。まれに薄い皮が剥けたり、かさぶたができる場合もありますが、副作用というよりは効果を得るためのステップであります。病状にもよりますが、月に1回の頻度で4~6回通院していただきます。また保湿や紫外線対策が重要です。

治療効果としては、にきび、くすみ、しみの順番になります。濃いしみに関しましてはハイドロキノンやレーザー治療をお勧めしています。